沖縄の行事
お願解き(ウガントブトチ)
火の神に1年間の祈願を感謝し、祈願をほどく日で台所の火の神(ヒヌカン)を
清め洗米を供えます。
火の神とは沖縄の民俗信仰の1つで、方言でヒヌカンといいます。
火の神は台所にまつられ、ご神体は「かまど」そのものですが、
後に三個の自然石を鼎(品型)において かまど代わりにして煮炊きに使ったことから、
台所に三個の石を置いて火の神としてまつるようになりました。
(沖縄諸島全域と奄美諸島)
ご神体が三個の自然石を置くので、別に「御三物(ウミチムン)」ともいいます。
火の神はどの神よりも最高に拝められていて、時代が進むとともに、
ご神体として特別三個の石をおかずに かまどの上部に焼き物の香炉を置くだけで
「火の神加那志(ヒヌカンガナシ)」の神位とするようになりました。
火の神は家庭の第一の守り神として、また「家」を守る神として、
吉凶の際に必ず拝まれています。
|