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沖縄の行事
5月ウマチー(稲の穂祭り)
稲穂儀礼で、アラフバナ(新穂花)ウマチー、シチュマなどともいいます。
「琉球国由来記」には「稲之穂祭」とあります。
同書によると、昔は、5月に三日間の日取りをして行っていました。
しかし、近年は行事が簡略化されて15日の一日だけ、となっているところが多いようです。
この日は、2月の麦の穂祭りと同様に、稲の豊作を予祝して初穂を火の神や祖霊に供え、 また収穫に向けて一定期間、物忌みを行います。
特に針仕事や堆肥の運搬などをしてはいけないとされていました。
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琉球国由来記 |
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1713年、琉球王府編纂による本書が完成。
首里城内での諸行事をはじめ、王国全域にわたる資料収集によって
編纂された 『琉球国由来記』は、『おもろさうし』と並ぶ沖縄学研究の
必須資料です。 |
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