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沖縄の行事
カジマヤー祝い
97歳の旧暦9月7日に行う長寿のお祝いを「カジマヤー(風廻)祝い」といい、最高の長寿祝です。
「風廻」とは風車のことで、97歳にもなると、童心に返って風車を持って遊ぶことから
お祝いの席や車に風車を飾って盛大に祝賀の催しが行われます。
このお祝いには、親類や知人だけではなく大勢の人々が長寿にあやかろうとつめかけます。
しかし、明治の頃は祝賀の行事ではなく、名護では模擬葬式が行われ、死に装束をさせて
7つのカジマヤー(行十字路)を巡ったということです。
男性は頭巾にちゃんちゃんこ、女性は85歳、88歳に着用した青、黄色の紅型の上に赤の打掛を羽織ります。 いずれもお祝いにかけつけた客は長寿にあやかりたいという思いを込めて、杯を頂きます。
そのあと大皿に盛り付けられた塩(生きていくうえで必要不可欠なもの)、 昆布や鰹の削り節(縁起物)を少しずつ分けてもらう習わしがあります。
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